破損した自動車の修理工程(塗装偏)

板金が終了して、元の色に塗装を施し、
磨き上げて仕上げるのが、塗装の工程です。
板金偏でも書きましたが、板金は表面上には見えない仕事が多いのに対して、
塗装は外装ですから、お客さんが直接見えるところでありますし、
これまた、技術と設備を要します。

破損して板金したパーツも、
多少の凹凸がありますので、
それをパテで埋めてペーパーで削り、
サフェーサーと呼ばれる下地塗料を塗り、
さらに耐水ペーパーで削り、
塗料を塗り、乾燥させたらコンパウンドで磨きます。

簡単に言うとこんな感じですが、
それぞれの工程ひとつひとつが大切な作業で、
どれかひとつを疎かにしてしえば、
仕上がりや塗装面の耐久性に影響が出ます。

車体の塗装に使われている種類は、
ソリッド、メタリック、パール(2コート、3コート)などがあります。
ソリッドとは、メタリックやパールが入っていない色で、
クリアーを上から塗装しなくても良いぶん、塗装代が安いのが特徴です。
最近はメタリックやパールが主流で、
紺や黒などの濃色の場合は、微量にメタリックやパールが入っている場合が多いですが。
まだまだソリッドカラーの車もたくさんあります。

メタリックは、細かいアルミ片が入ったもので、
これを塗料に少量入れる事で、(シルバー、ガンメタなどの淡色は大量ですが)
キラキラと光った仕上がりにする事ができます。
アルミは錆にくいとはいえ、長期的にはいつか錆びてしまうので、
メタリックを塗装する場合は、上からクリアー塗料を塗らないといけません。
そのぶん、塗装代はソリッドに比べて2割程度高くなります。

パールは、雲母の粒が独特の反射をして、真珠のような輝きを塗装面にもたらします。
2コートと3コートとありますが、2コートはメタリックと同じ工程で、
塗料にパールを入れて塗装して、上からクリアーを塗ります。
3コートの場合は、下地にソリッドカラーを塗り、
その上からパールを塗装、さらにクリアーで仕上げるという工程で、
こちらはソリッドに比べて3,4割程度、塗装の価格が上がります。

メーカーによって、場所は違いますが、
その車に塗装されている色の品番のプレートが、
どこかにありますので、それを見て自分の車の塗装がどんなものなのか、
知っておくのも良いかもしれません。
現行車なら、メーカーのホームページなどで、
車体色が書いてあると思いますので、そちらで確認するのも良いかと思います。

塗装をした後は、磨きの工程になります。
よく乾燥させた後、荒いコンパウンドから、中目、仕上げ用の細かいコンパウンドと、
順番にバフをかけていき仕上げます。
これにより、塗装面は鏡のような輝きになるわけです。

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